1 Day International School♪
今回のゴールデンウィークは、私にとって未知の挑戦を試みました。前回帰省をしたときに、そこに居る人たちの話を聞いてアイデアがわいてきたのがきっかけでした。故郷に、Green Schoolを出前しよう!と思いたち、昨日それを実現してきました☆
Green School in Hagi
およそ半年前から、故郷の家族や友人に力を借りてポスターだけで告知をしてきました。果たして、どなたか来てくださるのかしらと半信半疑のまま準備をし、5月3日の朝、総勢12名で鈴鹿を出発しました。出発までの日々に色々な準備をしながら、たとえどなたも来られなかったとしても、スタッフを旅行がてら自分の故郷に連れて行けたらそれで十分だと思っていました。
道中、クレーンで泳ぐダイナミックな鯉のぼりに皆で歓声を上げました。あのクレーンを扱う会社の方もきっと子ども好きなんだろうな~、と顔も知らない誰かに共感して嬉しくなりました。
そして、道を間違え、渋滞にあい、何と12時間もかけて故郷山口県萩市に到着しました。午後8時過ぎに全員でガストで晩ごはん。皆一様に疲れていました(;’∀’)そりゃそうですね。伝えてはありましたが、やっぱり遠かった。食事を済ませたら早々に宿に入り、翌日に向けて休んでもらいました。
そして当日の朝。期待通りのこの上ない晴天🌞予約してあった場所は、私の母校である明倫館。今は明倫学舎という名前で、場所をお借りできるようになっていました。その一室、2階の映像展示室をお借りできました。ちょうどこの連休は、萩焼祭りという大イベントの真っただ中。明倫学舎全体は、終始多くの人が訪れていました。9時に準備のため現地に到着。
全員でだいたいの準備を済ませて、あとは来客を待つだけ、という状況になりました。受付は9時45分からということにしていましたが、どなたも来られず・・・。誰も来てくれなくても構わないと思ってはいたけど、”え~、マジでまさかの閑古鳥?”とほんの少しだけしょんぼりしていたら・・・
9時50分頃、本日の生徒さんが来てくれました☆
1つの円で始めたカードゲームでしたが、何組か来てくださったので、違うカードゲームで2つに分かれてもらいました。ゲームでリラックスしてもらったら、
本日の外国人スタッフの自己紹介です。
それから、みんなでヨガ
英語の絵本お読み聞かせ。日本語でもおなじみの、腹ペコあおむしのお話を聞いてもらいました。そして、リピートしてもらったのは、マナーブック。実用的な英語表現を言う練習をしてもらおうと思いました。
次のDramatic Playのためのマテリアル紹介。
今回持ってきたのは、ミステリーボックス。子どもたちに、触った感触で何かを当ててもらうゲームです。少し難しい単語もありましたが、子どもたちは一生懸命答えてくれました^^
そして、クラフトタイム。
モチーフは、萩の名産の一つ、夏みかん。もう一つは日本海の荒波で育った新鮮なお魚。それらのサンキャッチャーを作ってもらいました。
子どもたちは、完成させたサンキャッチャーを窓越しの五月晴れの空にかざして楽しんでくれました。
お昼を回ると、昼食のために皆さんお出かけになったので、スタッフにも昼食を。入口で見かけて気になっていた”ミルフィーユ瓦そば”。人数分注文してみんなで食べました。瓦そばは、私のソウルフードの一つ。子どもの時によく両親が食べに連れて行ってくれました。川棚までは毎回遠く感じましたが、瓦そばを食べるとその遠かったことは一瞬で忘れたものでした。それを今日は三重県から来たスタッフにも食べてもらえて、美味しかっと聞いて嬉しかったです。遠くまで来てくれましたからね~^^
そんなこんなで気が付けば2時までのスクールも残り時間1時間を切っていました(;’∀’)
そして何組かのご家族が昼食を済ませて戻ってきてくださいました。鈴鹿のスクールのように、午後はお外遊びができたらと思っていましたが、気温が上がっていたことや、外はグラウンドも駐車場になっていたため安全に遊べる場所を見つけることが難しいと判断しました。代わりに、じゃんけんラインゲームで遊ぶことに。最初に英語でじゃんけんの練習。そして線の両端に分かれてスタート。
保護者の方にもご参加頂けて、とっても盛り上がりました。子どもたちは、上手に英語じゃんけんをして楽しんでくれました。
最後に、プリスクールでも大人気の動物園の絵本を読んで今日の締めくくりにました。
ご挨拶の代わりに一緒にBye-bye Songでお別れをしました。
Green Schoolによる出前1 Day International Schoolはこうして無事幕を閉じました。
ポスターからはあまり情報が得られなかったので、ひょっとしたら何かの営業なのでは、と疑われた方もあったかもしれませんね。終わりに何かに勧誘されるとか・・・?そう思われても致し方ない広告でした(笑) そのような中、来ていただけて良かったです☆
少しだけ私の思いを聞いてもらえたら・・・
教育というものは色々な形がありますね。場所によって教育も様々。以前、関東地方で働いていたこともあり、大都市と地方の教育の違いが大きいことは知っていました。育つ場所によって得られるものが違うということは、ある意味素晴らしいことだと思います。私自身は、萩という恵み豊かな自然の中で育ち、代えがたい子ども時代を過ごし、今ではそのおかげでとても心豊かな人生を歩めていると実感しています。また、そのような素晴らしい自然と、世界にも誇れる歴史の町ということもあり、海外からの訪問者も多くあります。私が今こうして英語を使う仕事を選択できているのは、幼少期に萩で出会った外国人の人たちのおかげに他ならないと思います。母校の中学校のスピーチコンテストの練習をしてくださったアメリカ人の先生。初めて海外から絵葉書を送ってくれた外国人女性は菊ヶ浜で出会いました。高校時代は岩国の米軍基地の人たちとの出会いも作ってもらい、岩国米軍基地に行ってカルチャーショックを受けました。今はそのどなたともつながっていませんが、私の人生にとってはどれも本当に大切な出会いでした。もう直接は伝えることはかないませんが、今でも皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。こうして出会いというものは、一人の人生を大きく切り開いていくことがあるということを自分自身が痛感しています。たとえ大都市に比べてチャンスは少なくても、たった一度の出会いが、もしかしたらその子の可能性を大きく広げていくことがあるかもしれない、そう思うといてもたってもいられなくなってしまうのです^^。そして、私たちが、例え一人でも子どもさんの可能性を広げるお手伝いができるとしたら、それができる可能性があるのならば、私にチャンスを与えてくれた故郷への恩返しをしたいと思いました。故郷山口県にGreen Schoolを作ることは残念ながらできません。でも、今の私たちにできる精一杯を届けてみたい、そんな気持ちでスタッフに力を借りて、昨日実現できました。たった1日だけのGreen School Hagiでしたが、私にとってはとても意味のある日になりました。初めてお会いしたご家族の皆様は、とても温かく、Green School Suzukaの雰囲気と変わらなかったのはとても不思議でした。どこにいたとしても、これからの未来を切り開いてくれる子どもたちの可能性を広げるため、がんばって行きたいと改めて思いながら鈴鹿に戻ってきました。
明倫学舎の窓枠の鍵は、私の小学校時代のものと同じで変わっていませんでした。真由美先生が気が付いて画像におさめてくれていました。懐かしかったです。
三重県のでは見られない日本海。菊ヶ浜では海水の透明さに驚いていました。私は、夏と言えば、毎日のように朝から晩まで海水浴三昧でした。8月31日が来ることも忘れて・・・(;^ω^)
道を間違えたり、スタッフの体調が崩れたり、時間通りに出発できなかったり、2泊3日の旅はなかなかの珍道中でしたが、1Day International Schoolだけは、予定通りできたのは、皆の協力のおかげですね。スクールスタッフのみなさん、萩で協力してくれたみなさん、ありがとうございました^^そして、来てくださったみなさまにも、感謝申し上げます。
滞在先の宿の近くにあった業務スーパーで、私たちのイベントのポスターを貼ってくださっていたのを見つけました^^ありがとうございました!
追伸: 鈴鹿市役所勤務の方がたまたま観光で萩焼祭りに来られていて、私たちを見つけてくださいました。”It’s a small world”ですね!